身障選手の射撃時の補助具である、もう一つの足

失ってから気が付くのですが、脚って実に繊細なものなのです。

左脚が、機能全廃で、本当の立射姿勢がとれなくて、それを補うのが、射撃専用椅子
SH1クラスの選手には、射撃専用椅子、射撃専用車椅子が必要になってくる。(義足もありますが、無理して立位姿勢を取るよりは、椅子や車椅子を使う方が点数が出ます。)

まだら熊は、海外遠征等の遠距離の移動を考えて、色々な椅子を考えました。
市販の椅子を使うのも一つですが、専用の自分に合った物を作る方が、より高い点数が出るはず。

射撃専用椅子




「ファースト=クマノイス」

市販の椅子で、座面が回転してしまい、据銃の際、身体が不安定。
しかも、右の写真で解ると思うが、座面が、まだら熊の体重で曲がっている。

利点は、全高を自由に変えられるために、立射に近い据銃姿勢をとることができた。
この利点は、現行の後継機「クマノイスVor.V」へと受け継がれていく。





「クマノイスMK=U」

製作には、インターネットで探しだした「松浦パイプ製作所」さんにお願いしました。
クマノイスMK=Uを作った時点で、日本国内では国際ルールが解る人が居らず、とにかく、巨体のまだら熊が座っても潰れず、運搬の事も考えて折り畳めるようにしました。
ただし、難点は、頑丈に作りすぎて、折り畳んでも大きいし、重いし・・・。

それを解決するために、「クマノイスVor.V」へと進化する。

このクマノイスMK=Uは、スイス、オランダ、ベルギー、韓国の各レベル2の試合と、レベル3のオセアニア戦を戦い抜いた椅子です。
現在は、妹の部屋で、普通の椅子として、余生を過ごしています。





これが、現在使用している
「クマノイスVor.V」

クマノイスMK=Uの製作と同じく「松浦パイプ製作所」製
クマノイスMK=U、Vor.V共に、少々、値段は高い(^^;)が良い物を作ってもらえました。

自転車のサドルを利用した逸品

以前から考えていた形で、オセアニア戦の時に外国の選手が使っていたので、ルール違反ではなさそうなので実行に移して製作しました。



クマノイスMK=U同様に持ち運びを考えて、かなりの部分で可動します。
写真のネジ類をいじれば、全高、本体の角度変更可能。
遠征等で持ち運びの時は、かなりコンパクトになり、射撃道具の入った鞄の中にも収まるようになります。

しかも、微調整が効くので、SH1Aの選手なら誰にでも合わせることが可能になりました。

欠点は、長時間使用すると、股間に血が通わなくなって、痺れてくること。
男にとって、これは結構、辛いよ・・・!!

現在は、「クマノイスVor.V-改」で、サドルを普通の自転車用からスポーツサイクル用のサドルにマイナーチェンジされている。

さらに現在では、サドルではない「クマノイスVor.V-改+」にマイナーチェンジしています。

高価な物と言っても、SH1Aクラスの装備としては、銃、射撃コートよりは、安い。
車椅子に比べれば、一桁違いますから、安い物です。



 !!



通称「寛太」寺井亜希 命名)

今回は、ジェットエンジン付き自転車や、蒸気機関で走る自転車で有名な宿野輪天堂さんに製作して頂きました。
コンセプトは「クマノイスVor.V」と同く「立位に近い姿勢を取る」



    遠征の際には折りたたみも可能。

 

この椅子は最終形態です。
射撃を始めた頃から探し求めていた形で、満足しています。
とんでもなくすばらしい椅子。

障害者射撃の異端のまだら熊の射撃には無くてはならない相棒になってしまいました。
こいつ無くてはまだら熊の射撃は成り立たない。

注意!!
このイスに関して複製等は、ご遠慮ください。
イスのコンセプトは「まだら熊」ですが、デザイン等細部にわたって宿野輪天堂さんが考えたものです。
お問い合わせは、「まだら熊」か「宿野輪天堂」まで





S H U K U N O - R I N T E N D O

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