Variety

 【Variety】は多様(寄せ集め)…まんまの部屋。
企画、(Talkで扱わない)レポート、(発掘した)対談 なんかを置いてる頁です。おねだりして描いて頂いたカミーユのイラスト(企画内の生誕祭)は是非ご覧下さい。

カミーユは女の敵!? 対談


【A/東雲明日香】 【S/鈴蘭】



『Little Star』(引退宣言後の復帰一冊目)に掲載したもの。『Little Star』自体は『月の雫』(総集編3)に収録済みですがこれだけ溢れていた(何故外したのかな? 頁の都合? 覚えてません ^^;)のを発掘公開。間違いと云葉足らずを直し、《註》も入れてますが基本的に元のままです。さて、一体何人が着いてこられるか? 予想以上にキレた対談…。さあ、あなたもチャレンジ!?


 御無沙汰してます。何故かまだZをやってる《註 引退宣言後…の発行だったんですよ ^^;》
   鈴蘭【以下 S】です。
   本日は対談のゲストに、東雲明日香さんをお迎えしています。ども。

 お目汚しをさせていただきます、東雲明日香【以下 A】です。
   今日はカミーユ・クローデル展で女の敵(笑)の作品まで見てきてしまいました。

 この場合はロダンの事ですよね? ということで、今回のお題は『カミーユって女の敵よネ?』対談です。
彼は“天性の女(スケ)こまし”だと私は思ってますがAさんは?

 突然真理を突いてきて下さるので爆笑してしまいましたわ。意図して“たらし”なのではなくて、本能で“こまし”なのが手に負えないのですね。

 まずファの場合ですが、これは100%異論なくファのベタ惚れでしょ。
検証すると色々ありますが、私が一番可笑しかったのは♯34で、「ファに頼みがあるんだ」とカミーユに云われた時の、「い、いいわよ」の声が上擦ってる。これって演出なの? 顔近付けて囁く彼のテクニック(笑)とか、もうフフッ…って感じ(ハッ、いきなり長いゾっ)

 ありましたねー。この二人の場合、お互いに甘えて戯れてる感じがありますよね。Sさんのによく出てきてますけど。基本的にラブコメなんだよなー、と思うのですけど、結局(カミーユに)丸め込まれてしまうのよね、とファと一緒に溜息ついてしまいませんか?(笑)

 そうですね! 他にも♯39のボートシーンとか…。「それは嫉妬だよ」とか、普通云いますか?  また前後しますが、「女好き!」と詰られて「いけないかよ」と返しますか? どう見ても痴話喧嘩…(好きなのよ、ここ!)

 云いませんよねー(私も好きです)。何だか自覚しているようにも見えるけど、基本的に認識してないぞ、こいつ! という感じで。
 エマさんの台詞で「カミーユは本能的に私を好きですから」というのがありましたけど、あの人ともわからんですね。

 エマさんもなぁ…。後々見返して観るとヘンケン艦長をそれなりに(意識してる?)…というシーンもチラホラ見えるのですが、当時は気付きませんでした。
 やはりカミーユとの関わりのが印象に残ってる。♯4の予告で「彼女は年上の新しい恋人か?」とか云われてるし、♯30でカミーユに呼び捨てにされてムッとしたりしてるし。
 でも彼女の場合は♯49ラスト、「良く、見つけてくれて…」ってあそこは凄く素直になっていると思う。それで♯50でカミーユに一番必要な云葉を与えてくれたのだと思う。やっぱりエマさんは姉に近かったのだと思うけど…(あ、なんか暗いゾ)

 一番よく引っぱたいてくれた人なのですけどね、エマさん(笑)。
   私個人的には♯50での「エマ中尉…カミーユ・ビダン行きます」のシーンが全編中最も気に入っているのですけど、あそこが他の女だと合いませんね…。ある意味(Zは)エマとの出会いと別れの一年間だったという…。あとは♯6!

 「あなたと私は恋人でも何でもないんだから」ですね! 確かに(笑)。
  ここでもう一つ注目は(カミーユの)レコアへの対処。憧れの女性達の間で揺れる少年(笑)で好き! Zって 立ち聞き天国で立ち聞きしてないと話が進まなくって可笑しい…、ちょっと話が逸れましたが、やっとレコアさんへ。
 この人はモロ、富野監督の(描く)女だなァ、という感じで好きと云うより(興味深いという意味で…)面白い人。カミーユはレコアのこと好きだったのかな? どうしてなのかな? それともあの不安定さに惹かれていたのかな? ウーン…謎。

 謎ですねぇ。♯6とか♯11とか♯28とか…あの気にしてる様って一体。
 ♯34なんて(レコアのことで)クワトロ殴っちゃうしね(脱線しますけど♯35のクワトロに対する態度がモロに痴話喧嘩の世界)。
  レコアは寝返った後が面白いですね(♯40も好きですが)。何だかヒロイン名場面になってきた(笑)。

 ウーン、予定頁半分過ぎてもまだ3人…。じゃあそろそろフォウですね。フォウとのシーンは富野監督の云う通りサービスですから…典型的な【Boy meets Girl】だと思う――あ、『女の 敵』対談だったんだ。
 彼女では、♯36での「僕のこと、嫌いになったんだろ」ここですね、ここ! ♯19でも臆面もなく「また君に逢えるんじゃないかと思って…」とか云う(私も口笛吹きたくなります…)。

 いや、本当によく云うわ! の世界。あと♯31の「サラ、待っていてくれたんだね」でしょう
   か(笑)。

 ホント、ホント!! ♯31は(“こまし”の)宝庫ですね。「恋人なんだ?」の探るようなサラの
   云い方といい、「ならいいんだけどね」という(曖昧な)答え方…。(女心をくすぐる)ツボ
   を知ってるよコイツ! 無意識なとこがまたズルイ! 基本的にカミーユはフェミニスト(?)だ
   と思うけど、多分サラは一番彼に乱暴に扱われている娘です。

 そですね。♯44とかもですけど、ある意味でカミーユの鏡像と思える分、ストレートなのかな
   と思うのですが…。

 ウーン…サラとカミーユって少年と少女がお互い突っ張りあってる感じ?
   「私はパプテマス様の物になりたいの!」《註 下に説明有》と云われて怯むことなく、「そん
   なにシロッコに抱かれたいのか!」
って、…つい10数話前にほのぼの(?)アイスクリーム食
   べてた二人ですか? カツの立場なし…。

 一種の近親憎悪かなとも思うのですけど、あそこまでタメな喧嘩は他に出来るのはベルトーチカ
   くらいですね。 ファとは無理だと思うの…。

 ベルトーチカとはお互い(笑)に愛がない分、対等ですね、確かに。ベルって絶対アムロを落す
   気でいたと思う。イケイケ姉ちゃんでしたね。ああ、(ベルへの)愛がない。

 「6人」《註 『見知らぬ友』後書き参照》の外ですから予想外でしたね。ロザミィは基本的
   に妹なんでおいておくとしても…やっぱりこの人、『女の敵』ですね。女の側にその気にさせ
   る所まで含めての話ですが(笑)。

 究極はアレですね。「僕じゃ不足でしょうけど守るくらいのことは出来ます、それじゃいけな
   いんですか」って、そんな弱さ(不足)と強さ(守る)を両方武器にして女心に訴えてくる…。

 やっぱり♯40ですね、行き着くのは。ああ云われて完全に突き放せませんよ。「残酷なくらい
   優しい子なのね」
と云うのはまさに、そう。

 結局は抱き締めたくなる…と。だから『女の敵』なわけです。――と、ここまでゴチャゴチャ
   云ってきましたけど…、私達はカミーユを責めてはいないの。『女の敵』でズルくって、可愛
   くって、カッコよくて、脆弱な彼が私達は大好きです! ね、Aさん。

 えぇ、えぇ。すごく不満なのにそれが満足なのです! 


 【1996.07.14(カミーユ・クローデル展、最終日) 渋谷にて】  




これが東雲さんとの(記念すべき)初対談でした! なんか最初ッから飛ばしてるなー…(^^;)。
で、まずは《註》説明から…。「私はパプテマス様の物になりたいの!」ですが…これ、実際にはこの話数ではない?(出展話数、未確認…)『Zガンダム大辞典』(ラポート刊)にも載っていて、自分にも記憶があったので流れで書いてしまってますが…実際のやりとりは、「一緒に死にたいのか!?」「パプテマス様の為なら構わない」…という操縦を邪魔するサラに対しての後に、「そんなにシロッコに抱かれたいのか!」となるものでした。
そして、日付けにまたビックリ…。これは10年前のカミーユ・クローデル展(今年もやってました ^^)を閲覧後に渋谷のオシャレ(?)なお店での対談。しかし…これ笑う! 云ってること、ホント全然進歩ないな(^^;)。『星の羅針儀』での対談と読み比べて頂くとよっくわかります(あっちでは、『カミーユは女の味方』としているわけなんだけど…実は敵と味方が同義語だってことなのサ)今も昔も、カミーユは女の機微に聡い、その一方で鈍感――だからラブゲーの主人公だっていうの♪(…そんな考察もやっぱり書こう…)
                                  

 【2006.09.05 に記す】