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98年テレビ東京で放映され、その完成度の高い作品性が反響を呼んだ『カウボーイ・ビバップ(以下ビバップ)』。当然、音楽性も高いこの作品については。
―ジャズという話が来た時に乗り気じゃなかったとか。昔バンドでジャズをなさっていたそうですが。
「嘘ジャズですけど。Funkとかもそうですけど、黒人の人のオフビートとか、どうやっても出来なくて、血に無いんですよ。自分でそのオフビートを感じようとするんだけど、どうしても出来なくて、これは自分にビートがナイと、ナイ人がやるとカッコ悪いんですよ。例えばクラッシックの曲をジャズの人がやってもどこか変じゃないですか、それと同じように。そういう血にないのはやっちゃいけないなーって」
―でも結局ビバップは…。
「あれは全然ジャズじゃなくて、リズムが4ビートなだけです。ブラスでFunkをやりたいなと。というかジャズって売れないと思ったの。あの暗くてどよんとした所にジャズなんてドンピシャリでそれ以上の広がりもない。だからフックになる、プラスαのアクセサリーみたいな魅力がないと思ってあんな風になったんですけど…。最初話が来た時、『私はジャズはちょっと…その辺に一杯居るじゃんそっちでどうぞ!』って(笑)絵も何もなかったから何も判断出来なくて、でも一応監督と会ってみる?って。会ったら何かダラダラやってて『何か〜好きにやっていいよ』『あっそう?イイの?マジで?』って。匂いだな、要は(笑)。だからビバップは先にバンバン作ってこんなんどう?あんなんどう?って。そしたら全然放映が決まらない、あっと言う間に2年ぐらい経っちゃって、もう終わってるんですよこっちは(笑)」
―今年ビバップは映画公開と聞いてますけど、どこまで進んでいるんですか?曲は?
「関係ない曲は一杯作ってます。画が全然出来ていないので、画に合せたものは1曲も作ってないです。」
―ええっ!…ビバップの渡辺監督はどういう方ですか?
「ナベシン…と私達は言ってるんですが、女好き。私なんかは女と思ってないんだけど、若いお姉ちゃんが好きですね、たぶん。それからあんまりいろんな事語らない。」
―よくロマンティストだって聞きますけど。
「あっ、そう言う意味で女好き!」
―そういう意味で!(笑)なんか最終回とか…。
「そうですね、カッコつけちゃってさ、ケッ!て感じ。でもあれは脚本家が女の人なんですけど、彼女と凄い相性がよくて、その人はまるで男の人なんですよ。女の方が男に勇ましくあってほしいとか、いろんなこと言わないで黙っとけ!みたいなロマンがあると思う。監督の方がちょっとナヨって所があって、それが丁度イイ感じで合わさってる感じがするんですけど。」
―打ち合わせでは、皆ダラダラしてるとか。
「私が今度OPこうゆう曲にするからと言ってても半年後には全然変わっていたり。向こうも聞いてないし、私も監督の言う事殆ど聞いてない。」
―でもビバップの完成度は高いですよね。
「凄い信頼しているので、何を出しても好きなようにしか使わないの分かってるんです、こっちはただ気に入るかなーって一杯出すだけ。するとナベシンさんはOK!OK!って何でも入れて、その中でコラージュしてイイ物をちゃんとピックアップしてくれるんで100%信頼しています。ま、あんま喋る事ないです。」
スタジオで騙っていない菅野さん。無駄な動きが多いと語る菅野さんをモデルにしたキャラクターが、ビバップの「エド」である。
「私ああゆう風に見えてるんだって、凄い恥ずかしいやら何やら。思い当たる節も。ふにゃふにゃしてる所なんか、可愛く描いてくれてて嬉しいんですけど。寝てたりとか。」
―スタジオの端でよく寝てるそうですが。
「まるまってねぇ。それはそうです。人がいっぱいいる所で寝るのって気持ち良くない?皆が立ち働いている所で自分は寝てて『ああいいな人間て』(笑)すっごい幸せを感じるんですよ。」
―それは幸せでしょう!
「ええー!そう思いません?皆が働いてる所でころーっと、凄い幸せ。やすらぐんですよ。1回やってみた方がいいですよ!」
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