このインタビューは、「映画感染vol.3“音を捜せ!”」に掲載された記事からの一部抜粋である。
I N T R O
乃木坂にある録音スタジオ。地下1階のその部屋は天井が高く、さらにロフトが付いているといった妙な造りをしていた。時間は夜の9時30分になろうとしている。行く前から興奮気味の私は、「後ろからでも興奮しているのが分るよ」とスタッフから茶々を入れられる始末。そんな中、突然「パタパターっ」と駆けて現れたその人は、挨拶をしつつ「わぁ女の人ばっかりだぁ」と言いながら、ロフトを上がって来た。深い椅子にちょこんと腰掛けるやいなや、「凄いガッツ入ってる」と本誌を評してくれた。
I N T E R V I E W
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菅野よう子さんはCM、映画など、アニメーション以外の活動でも知られているが、中でも映画、『夏時間の大人たち』『ビューティフルサンデー』の中島監督は、『サッポロ黒ラベル』などでも知られるCMディレクターであり、菅野さんとはCMで一緒に仕事をする事も多く、付き合いは長いそうだ。
「何を考えているのか分からないって人もいますけど。誰もが分かる所ではなく、妙な所を突いてくる。それは誰風でも何風でもない、あてがい方1コ間違うと凄くダサくなる微妙な何かね、収まらない。ちょっとだけビンボー臭くて…ちょっとだけなんですけどクサイんですよ。劇画ちっくというか、それもイッてしまってない劇画ちっくで、あの微妙な所が中島さんっぽい所で、いつも当てる時に工夫を要する所なんですけど。」
―去年の中島さんのCMは弾けてましたね(「プロバイダーZERO」「NTT東日本インターネット促進SMAPのガッチャマン」「黒ラベル」)、あのままのノリで映画撮ってくれたら面白そうだなと思っていたんですが。
「ね!私もそう思う!でもあの地味な映画があったから『この辺はもうやめたっ』って思えたんだと思う。あれ撮る前までは、あの映画を引きずるようなCM撮っていた所があって、あれで納得したって気がしますよ。」
―この『夏時間〜』のサントラはアニメのサントラに比べて、全然大人しくて雰囲気が違いますよね?
「だってあれ制作費ゼロですもん!私達ノーギャラ!ゼロ円!ボランティア!(笑)」
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