Camille Laboratory Top機動新世紀ガンダムX>エピソードガイド>GX劇場

第8部:真実 もしくは 生き延びた先に何があるのか

(第三十五話〜最終話)

 あにあにとおとーとのガンダムにつかまったガロードとティファとパーラは地球に連れて行かれてしまいました。ガロードとティファは新連邦のブラッドマンというでぶっちょなおじさんに引き合わされてお話をしましたが、先に宇宙で宇宙革命軍のザイデルというしけたおじさんに会っていたティファは、その人と同じく悪い人だと見破りました。夜中、ガロードとティファは別に閉じ込められていたパーラを助けて、DXとGファルコンに乗って脱出しました。

 ところが、やはり追手が迫りました。万事休すと思えた処に、フリーデンのみんなが助けにきてくれました。実は、フリーデンのみんなもガロードが宇宙に上がった後で捕まっていたのですが、あのカリスが助け出してくれていたのでした。みんなは、カリスが身を寄せている反政府組織に世話になることにしました。

 そこでみんなは、新連邦と宇宙革命軍が再び戦争をしようとしていることを知ります。反政府組織のひとは、そんなこと知ったことじゃないというのですが、みんなは放ってはおけません。そこで、宇宙戦艦を奪って宇宙へ行くことにしました。戦艦の名前は、勿論フリーデンです。

 フリーデンは新連邦にも宇宙革命軍にも近寄らず、月のマイクロウェーブ送信施設(サテライトキャノンにエネルギーを送るところ)を目指します。ティファが、そこにいる「D.O.M.E」に会いたいというのです。サテライトシステムのガイドウェーブが月への道を開き、みんなは月へ向かいました。しかし、あの兄弟がまたしても邪魔をします。そこで手を貸してくれたのがジャミルの昔のライバル、ランスローでした。

 「真実を知るべきひとを導いて欲しい」というティファの願いを聞き入れて、D.O.M.Eの操るビットMSが、ブラッドマンとザイデルとそしてフリーデンのみんなに月へ行くように示しました。みんなが集まったそこは、ジャミルとランスローのはじめての対面の場にもなりました。二人が握手をしようとしたそのそばで、ザイデルとブラッドマンがニュータイプをめぐって喧嘩を始めました。それにジャミルが「ニュータイプは神ではない、まして戦争の道具でもない」と文句をつけました。

 ところで、このD.O.M.Eというのは、ファースト・ニュータイプを遺伝子レベルにまで解体してしまった――いうなれば、人間の形を奪ってしまったものなのだというのです。こんなことは許されない、とジャミルはいいます。しかし彼は生きていて、みんなに語り始めました。

 ニュータイプ能力といわれるもの、それを持つことが人の革新だというのは幻想なのだというのです。ジャミルとランスローが15年前の戦争の最中に見たという「刻(とき)」すら幻なのだと……。そんなものがなくてもひとは生きてゆける、現にガロードはティファを守りたい、その一心でここまでこれたのです。そして未来を向くまなざしがある限り、ひとは新しい時代を生きてゆけるのだから、古い時代はここで終りにしようとD.O.M.Eはいいました。

 みんなのいる月基地が襲われました。あの兄弟の仕業です。兄弟はブラッドマンとザイデルをも焼き払ってしまいました。兄弟は、ニュータイプに頼るこの世界が許せないというのです。そんなあてのないものに恨みをもたれて戦争を起こされてはたまりません。ガロードと兄弟の最後の戦いが始まりました。DXのツインキャノンと、兄弟のガンダムのハイパーキャノンが正面から激突して、ガロードの視界は光でいっぱいになりました。


 あれから半年が過ぎました。ガロードとティファはカリスと別れ、ふたりが出会ったあの街へ帰ることになりました。フリーデンのみんなもそれぞれ、自分達の道を歩いています。あの懐かしい街は、離れた時のままの風景を残しながら、それでも違う空気に包まれています。人混みに紛れて、あの兄弟までも未来を与えられていました。生き延びた先に何があるのか、それを知っているひとたちの、新しい世紀が始まっているのでした。


おしまい(^^)


 最終話は冬コミの1日目にホテルで見たというタイミング。この文章は年明け早々にだーっと書いたもの。でもこの長さ。はじめは記憶だけで書いたので後でちゃんと見直して直しました。
 しかしまぁこれでようやくおしまいです。自分の言葉で語りなおすという作業は大変でしたが面白かったです。書き終えた時にはちょっと感無量でしたね。お読みいただいたあなたも、お疲れ様でした。


back ◆ 35-39 ◆ 放映リストTop機動新世紀ガンダムXGX劇場